「だいすきな絵本」

家で絵本を読んでもらった記憶がありません。
読んでもらっていたのに覚えていないのか、絵本自体なかったのか
きれいさっぱり真っ白です。


絵本らしい絵本を読んだ記憶は、幼稚園の休み時間に、廊下の本棚にあったノンタンシリーズを片っ端から読んだ記憶。
寂しいときに読んだ。


図書館に連れていってもらったとき
お兄ちゃんと、お母さんの用事が終わるまで待っていなければならないとき、ミッフィーちゃんシリーズを読んだ。


わたしにとって絵本を読むことは、気持ちや時間を埋めるためのものでした。



大人になってから絵本に触れ合う機会が増えました


今度も寂しさを埋めるためだったかもしれない。
けど、今までと違うのは、確実に記憶に残っているということ
喜びを伴っていること。



わたしの心を大きく揺らして、笑わせたり、泣かしてくる。
豊かさをもたらしてくれるものになりました。



中でも好きなのが、ジミーさんの絵本


細いタッチの絵から、優しさと繊細さが溢れてくる、不思議な雰囲気を持っている絵本


ジミーさんは白血病で死を見つめたことがきっかけで創作活動を始めたのだそう。


限りある時間の中で、あなたはどう生きていく?
そんな問いかけをされた気がして


何かに迷ったり
立ち止まりたいとき
読むようにしています。