またまた一個人!!

立ち寄った本屋さんで見つけてしまいました・・・一個人『黒澤明 全30作品を完全鑑賞』




わたしが映画で一番好きな作品が『七人の侍』でして、
創り物という事実を飛び越える圧倒的な説得力に
これを超える感動作にまだ出会ったことがありません。


黒い雨を降らせたり、一つの画に対するこだわりが凄まじいことは有名ですが、
そこに集まる役者のこだわりも半端ないというエピソードもあって、
とある俳優さんで、監督の演出に対して納得がいかず、自分の演技プランを曲げなかった方がいて、
(その当時、そのような行為は、役者生命を終えかねないタブーであった)
撮影時は険悪になったのだけれど、編集の段階で、その俳優が出した演技の方が作品をより面白く魅せていたことに気づいた監督が、その俳優さんに自ら電話を入れ謝罪したというお話を聞いたことがあります。


命を、魂を削って生み出す、創り出す人の信念の強さを感じずにはいられません。
だから、わたしは黒澤さんの作品が好きなんだと思います。
そして彼の作品は、わたしが舞台で伝えたい、見せたいものと同じなんだと思います。


さぁ〜て、ドキドキ読むとします!