公演終了致しました。

『葡萄酒いろのミストラル』おかげさまで無事、全日程公演終了致しました。


応援してくださった皆様、劇場に足を御運びくださった皆様、舞台・制作スタッフさん、サポートしてくださった皆さん、そして共演者のみんな、本当に、本当にありがとうございました!!



2004年の新人時代、舞台袖からこの作品を見ていたわたし。
メンバーがとても眩しくて、早く追いつきたくって、ずっとずっと背中を追い掛けていました。
あれから8年。
劇団メンバーも半分以上変わり、わたし自身もいろいろ経験をして、再び巡ってきたミストラル
思い入れが強いからこそ、プレッシャーも半端なかったけれど、あのときわからなかったこと、見えなかったこと、知らなかった世界に飛び込めるチャンスをいただけたことは、本当に幸せなことでした。



ずっと作品の深みに辿り着けなくて、苦しい闘いが続きました。
話し合ったし、ひたすら稽古をしたし、自然が広がる場所に行ってみたりもしました。
どうすればもっと上を目指せるか、面白くなるか、諦める人はひとりもいなかった。
だから、ギリギリとした空気も流れたけれど、それ以上に、稽古場にはふつふつとした熱い情熱がずっと満ちていました。



新しい仲間とつくるミストラル
当時演じていたメンバーにも観ていただけました。
それもまた、本当に幸せなことで、一緒に舞台に立てたような、作品を紡げたような、そんな気がするのです。



世の中にはつらいこと、悲しいこと、苦しくて苦しくて押し潰されそうなこと、たくさんあります。
それでも、明日はやってくるし、
生きている。
前を向いて、進んでいかなくちゃなりません。


手放しのハッピーエンドなんて、実は無い。
でも、絶望からでも未来を、希望を見つけることは、きっとできる。
弱い自分と、強い自分を受け入れて、一歩進む勇気をもつ。もちたいと、思いました。

この作品を通して、
たくさんの方に背中を押していただきました。
愛情を注いでいただきました。
本当にありがとうございます。


恩返しができるよる、一層、精進してまいります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。