匂いのチカラ

さっきまで全然平気だったのに
いきなりズドン!!

人恋しさに襲われること、ありませんか?


秋によく味わうこの感触。
どうやら春にもくるらしい。


空気がね、耳に主張してくるの、そういうときって。


秋は肌寒くてちょっとピリリとしていて、でも夜を照らす明かりがぽわーっと滲むから、きゅいぃぃぃぃぃぃんと熱が変化する。
生命力がおやすみに入る流れに感情が引っ張られるんだよね。



春は生き返る季節。
水が巡る季節。
心踊っていいはずなのに。
「卒業」というものは今のところない。
オセンチ要素はないですよ。


今日の空気はいろいろな「何か」が混ざっていたからか。
春、だけど春じゃない。
暖かい、けどピリリ、やんわり。


風があっても流れない空気というものが存在する。


来た!!


そういうとき、わたしのアンテナは敏感にキャッチする。



今は遠くにいる友達のことや、仲間のこと、家族、大切な人、昔の記憶…わたしの感情が触れだす。


形あるもので繋がりたくなる。



けど、ぐっと力を込めて我慢。
その揺れを感じていなければならない、と、違うアンテナに言われている気がするのです。
ストレートに求めた瞬間、消えてしまう、そんな怖さがある。



あくまで独りの時間で格闘。


心に蜜がたまって大人味。