連動中

毎月発送きゅ〜メール、今月から個人blogと繋がっちゃう企画スタートです。


「今だから話せる公演本番中の失敗談」が今月のお題。


毎回何かしらやらかしてるからなぁ…。
あ、市場といえば鼻水です。
鼻水を垂らさない公演はまずないです。
よく泣くからねぇ…しかし泣かなくても出るんだよねぇ…私の汁。
舞台上で鼻水をすするという行為は御法度なのです。ステージに出たら、はけるまで自然にまかせるのがルールなのです。


只今静岡に遠征中の品川さんと組んだ「プルシアンブルーの瞳」は、そりゃあもう大量噴出でした。
至近距離でハニカミ合ったり、淡い恋心をチラつかせるシーンだっていうのに、瞳じゃないところがキラキラキラキラ☆
ツララができやしないかと、ほんとヒヤヒヤものでした。
そんな娘っこの汚い顔を見ても吹き出さずにいてくれた謙一郎さん(モトイ、品川さん)はホント紳士でした(>_<)

プルシアンは、本番中、左目のコンタクトが取れて、役の設定通り、本当に半分見えない状態で乗り切ったこともありました。消えたコンタクトはどこにいっちゃったのかというと、私の左頬にカピカピになってくっついていたそうです(-。-;)



あとは、わたしの直接の失敗ではないのですが、今までで一番嫌な汗をかいたハプニングがあって、それは「タンデム」の公開ゲネで起こりました。


次のシーンで必要不可欠な、首から下げる小道具の地図を、一瞬の場面転換の間に、裏でスタンバっている人から受け取る作業があったのですが、手を伸ばしたら、誰もいなかったのです。もちろん地図もそこにはなく…もう一気に真っ青。
だけど、ゲネといえども本番。止めるわけにはいかないので、手にせぬまま、位置につきました。

どんどん進み、とうとう兄役のシゲさんが、寝ているわたしから地図を取って広げるシーンがやってきて…
わたしが身につけていないことをわかっているもんだと思って、冷静な対応(マイム)を期待していたのに…
シゲさん、ちっとも気付いていなかったのです。
寝ているわたしをバシバシ叩きながら、体を揺すりながら、あるはずのない地図を探し続けるシゲさん。
お客さんに聞こえないように、小声で何回も「無いんです!無いんです!」と必死に訴えても、聞きやしない。しまいにはわたしの衣裳をがばがばめくり、服の中まで探そうとしていました。
気付いてもらえるまで、本当に長かった…。きつかった…。泣きたかったですよ(;_;)

悟ったあとのシゲさんの対応にもハラハラ、生きた心地しなかったです。マイムで乗り切ってくれましたけど…あれは本当に、もう御免ですね(^_^;


お金をいただいている以上、失敗はあってはならないこと。常に良質のものをお届けせねば。
しかし起こってしまったからにゃあ、ストーリーの一部として、命を吹き込み、心地よいメロディーとして送ること、テンパらずに自在に操りたいですな(>_<)