「『曳舟湯の怪人』のマイ・フェイバリット・シーン」

月一発送きゅ〜め〜る、今月のお題は
「『曳舟湯の怪人』のマイ・フェイバリット・シーン」
 
 
出演者の中で唯一、男湯への退場があったわたしならではの場所
 
それは、主人公の小梅が自分の理想の世界から抜け、現実にあった出来事を見つめるシーン。
同級生達が次々と見せる、抱いていた本音をつぶやく箇所が好きです。
わたしはそれを舞台裏である男湯で聞きながら次の登場まで気持ちを高めていたのですが、
実は、そのシーンが進むにつれ、悪ガキ生コン(片山さん)・マープ(松本顔面くん)・キバパン(千田さん)が、秘密基地のように壁を使って、男湯にいるわたし目掛けて水鉄砲を発射したり、手を振ったりやりたい放題やっていたのです。
 
最初は「コラ戻りなさいよ」とジェスチャーで訴えていたわたしもいつしかそれに応え、指鉄砲で反撃したり、ロッカーの裏に隠れ銃撃戦を繰り広げるようになっていました
 
 
お芝居っていろんな遊び方があるんです
 
そういう細かい遊び心が、どんどん繋がっていくと楽しいのです