『 LOVE and PEACE
and FREE 』
これがこのFESの合い言葉。
サンボもアジカンも、主催の渋谷さんという方も語った。
愛と平和を歌った。
届けたいと思った。
けれどテロがあった。
自分たちのやっていることを全否定された気がした。
絶望した。
俺達は無力。あなたたちも無力だ。
だけど諦めちゃいけないんだ。(サンボマスター
)
海の向こうのことは、本当のところよくわからない。
実感するのは難しいと思う。
でも俺達にできることはなんだ?
となりの人を大切にしよう。
思いやろう。
目で見える範囲から始めればいい。
その積み重ねが、その繋がりが、大きな輪をつくっていくんだ。
世界を変えるんだ。(アジカン)
フェスティバルのテーマは自由だ。
だけど、その自由は他人のものでもある。
間違った使い道をしたら、どこまでも壊れてしまう。
「自分の自由を守る為に他人の自由も守る」
誰もが他人を尊重すれば、限りなく平和で美しい空間になるんだ。(渋谷陽一)
大トリのサザンのライヴが証明してくれた。
彼らはどこまでも楽しんでいる。
遊んでいる。
そして思いやっている。
順番なんてないんだろう。だけどはっきりと輪が見えた。
さっきまで座ってライヴを聴いていた人たちが、立ち上がり踊り出した。
自然と手がついた。
どんどんどんどん広がった。
4万もの人が一つになった。
本当に美しい光景だと思った。
そこには愛と平和と自由があった。
人一人の力なんて本当にちっぽけだと思う。
だけど、使い方、伝え方でいくらでも大きくなれる。
昨日、劇団の稽古内で歌を歌ったときもそう。
一人で歌っていると感じるときより、みんなで歌っているとき、相手を意識し合って歌っているときのほうが何倍も空気が柔らかくて温かくて圧が心地よかった。
この感じが大好き。
わたしもわたしのやり方で伝えていこうと思う。