カルネアデス日和

公演終了しました。


見たつもり、やったつもりの「つもり」に気づかされる稽古でした。

相手の話を聞いて、それに対してどう思ったか、伝えたくてたまらないを返す。
本当に当たり前のことだけど、今まで当たり前でなかったのです。
セリフを知っているから簡単に返事を出せていたのです。つもりです。

だから相手の変化もキャッチできず、いつの間にか一人でした。
ドキドキするどころか、息苦しかった。


本番前日に、出演メンバーで新宿のカラオケボックスにこもって、もう一度台本見ながら一語一句間違えずに丁寧に読んでいこう。という作業をしました。


相手に集中。
作品に集中。


するとどうでしょ
今までもやもやしていた輪郭がとてもはっきり見えてきたんです。
相手によってドキドキしたし、作品の内容がわかりやすく入ってきて、
とにかく楽しくて!!
みんなと創っている実感を心からできました。
自分のことなんて考えなくなると、世界は広がるんだ…と。
今までもそのことを指摘してくださる方はたくさんいたけれど、頭で理解しようとしていただけだったなと…。
気付けるまで、こんなに時間はかかってしまいましたが、大収穫です。


技術はあがらなかったかもしれません…けど、意識大改革でしたよ今回のプロデュース稽古。
作・演出をしてくださった澤木さんをはじめ、仲間にも大大大感謝です!!
稽古場も「楽しい!」をあふれさせたい。


仲間を救えるのは稽古場でだけだ。
澤木さんからいただいた言葉。



肝に命じて、これからまた仲間と作品を創り続けていきます。


本当に下手くそだけど、 ちょっとずつ動き出しています。



次は片山P公演。
舞台はアメリカ、ニューオリンズのバーでのお話!
わたし、元ギャングです(笑)
よかったら遊びにきてください(o^_^o)