きーみーがーいたなーつぅはぁ…♪♪
シアターキューブリック今月のメルマガお題は『夏祭り』
わたしのおばあちゃん家は埼玉県蕨市にあります。
高校までは、毎年夏休みは子供たちだけで泊まりに行くことになっていました。
というのも、蕨は8月に七夕祭りがあって、みんなそれを目安に集まることになっていたのです。
普段どこにも行けない分、親以外の大人と接するこの機会は、そりゃあもう子供にとっちゃ、それだけで一大イベントでした。
長い長い商店街を、大きな飾りモノや人形、笹が彩っていて、下を見れば、金魚、射的、スーパーボール、水飴…鮮やかなものがちりばめられていた。
ちょっと、それだけで、その空間に自分たちがいるという事実だけで、わたしは贅沢している気分でした。
楽しくて楽しくて、何時間も居座るわけです。子供たちは。
大人は疲れて、子供の誘惑に折れたりするわけです。
その高揚感は、お家に着いても納まらず、お風呂の時間がもったいなくて、体をばばっと洗って、ごはん食べてまた遊んでの繰り返し…。
お風呂の時間をないがしろにしていました。
そこでわたしは知りました。
髪の毛を洗わないと臭くなるということを。
毎日毎日、体だけ洗って、かわかすのが面倒臭いから髪の毛は洗わずにいたばっかりに…自分のお家に帰る七夕最終日、おねだりして布のカチューシャを買ってもらってウキウキだったのに…とにかく鼻まわりが臭い気がして、カチューシャの匂いを嗅いでみたら、この世のモノとは思えない臭いを放っていたのです。それはイコールわたしが。
遊びから子供は学んでいくのです。
風呂にちゃんと入ろうと。
