築地のおとうさん。

今日は築地で客演の稽古がありました。
街は魚だらけ!お刺身、お寿司食べたいぃぃ…我慢我慢(>_<)稽古に励むのです。

本番まであと19日となりましたが、実はわたしの台本はまだ一枚もありませんの(;_;)
ドキドキ〜♪肝がすわりますよ〜♪♪
逞しい女にまた一歩近づけそうですよ〜(≧☆≦)

そうして今日も終わり、駅へと向かう帰り道、さすが!
出逢ってしまいました、にゃんたろ〜(>ω<)♪
空き地に一匹、二匹、三匹…四匹?…まだまだ五匹、六匹…もじゃもじゃわんさか〜(≧O≦)☆☆☆
こぉーふぅーんっっっ!!
小さい、もじゃもじゃ、柔らかそう、もじゃもじゃ、めっちゃ警戒してる、もじゃもじゃ…そんな潤んだ瞳で見つめられると動けないじゃないか(;_;)

しばらくその場を満喫♪

すると、重たそうな発泡スチロールの箱を抱えたおじさん登場!!
にゃんたちが急に騒ぎだしたー!
どうやら、この野良たちに毎日餌をあげにくるおじさんらしいです。


猫好きとしては、この状況、話し掛けずにはおれなくて…地べたに体育座りをしながら、おじさんと猫たちの馴れ初め、職場にいた‘長生き’という名前の猫の話、猫缶の調達方法、手術費用の話etc…一時間ほど話し込んじゃいました(≧☆≦)♪
築地だと餌に困らないと思うのか、高級ブランドバックに入れられたまま、お店の前に捨てられていく猫ちゃん…。
半分以上が、飼われていた形跡のある子みたいです。

一度、人に裏切られたこの子たち。でも、おじさんが餌をあげに来るまで、どんなに遅くなってもずっとずっと待っているそうです。
だから、もう裏切れない。って、おじさん。
平均睡眠時間4時間で、夜中の二時頃には起きねばならない早朝のお仕事なのに、寝る間も惜しんで、24時過ぎまでこのにゃんたちのそばにいてあげることもあるそう。高円寺から築地通いを毎日二往復しているそうです。
田舎に帰りたくても、この子たちが心配で帰れないって。
50歳は過ぎているであろうおじさん、自分がいつまで元気でいられるかわからないから、そうなったときが辛いと…ちょっぴり幸せそうで、ちょっぴり寂しげな笑顔。


缶切りで指を怪我しても、気にせず黙々とごはんの支度をしている、その姿。


なんの見返りも期待しない、
愛のある「人」
に久しぶりに出逢えた…。


こんなところで立ち止まっている自分が、なんだかとても恥ずかしく思えました。


また会いに行きます。
そしてそこから始まりたい…。

おじさんもにゃんたちも、長生きしてね。